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美容師でありながら、年に1回しか髪を切らなかったわたしの後悔とは?

こんにちは、tanacocoloスタイリスト小田井です。

2~3年前の話になりますが、タイトルにもある通り わたしはほぼほぼ年に1回ペースでしか髪を切りませんでした。

というのも5年間くらいずっとロングヘアーでいたので数ヶ月くらいでは伸びた自覚が全くなく切る必要性を感じていないのと、 長ければ長いほど好きというもはやリミッターが壊れかけてるところもあるのだと…

なのでわたしの最終形態はこうでした!

IMG_6097

な、長い… 腰まで到達しています。

リミッター壊れた小田井からしてもさすがにこれは長い…

このときちょうど1年ぶりに切りたいな!の衝動に駆られたときです。

 

ではなぜ、どんなときに『髪を切ろう』と思い立つのか… わたしの身の回りに起きる珍事件と共にお送りします。

 

レベル1:カバンのショルダー部分に髪が挟まる

これは肩下まである長さの方にはあるあるです。

 

 

レベル2:パーカーなどのジッパーに挟まる

これも胸まである長さの方にはあるあるなのでは? 出かける時バタバタしながらジッパー閉めると…挟まる。 同じ感じで斜めがけバッグのジッパーにも挟まります。 対策としてバッグのベルトを最長まで伸ばしジッパーがお尻下まで来るようにし……… いや、ダサすぎます。そして歩きづらい。

 

 

レベル3:車に乗り込んだときドアに挟まる

これはもう…共感していただける方はごく少数かとおもいますが、シートベルト締めようと上半身ねじりベルトに手をかけた時… あれ?髪がつれてる…?…… ドアに髪挟まっとる!!!!(°д°)となります。

 

 

 

過去に 【ボトムにシャツinしようと思ったら髪の毛もいっしょにinしてた】 なんて経験があります。これは超緊急性のある事案として対処しました。 ボトムにinならまだ笑っていられますが、万が一下着にinしていたとしたら…大惨事を招きかねません笑

 

 

とまぁいくつかロングヘアあるあるを言わせていただいたのですが、どのあるあるにも共通していることがあります。

 

それは……

 

 

『傷む』

 

ということ。

バッグの肩紐、ジッパー、車のドア。

どこにはさんでも髪は傷みます。

目には見えなくても傷をたくさん負ってしまっているんです。

傷ませてしまって、『あちゃ~、切らなきゃ…』となってしまうわけです!

 

 

坊主にしたと仮定して1度も切らずに伸ばし続けると、1年後にはえりあしが肩に当たるくらいのレイヤースタイルになります。(個人差あり。)

先程のわたしの腰まであるロングヘアになるには4~6年かかるでしょう。(個人差あり。)

4~6年の間、目立ったパンチはもらわなかったとしても、日々受ける紫外線や摩擦で確実に猫パンチくらいのダメージは負っています。

夏には海で遊び、冬はマフラーにこすられ、日々コテで熱を当ててスタイリングしたり…

こうなると猫パンチ+アンパンチです。

愛と勇気だけがお友達のアンパンマンは、どんなにアンパンチしても再起不能にはしません。バイキンマンがギリギリ復活できるくらいの愛のある制裁。

夏のレジャーや冬の摩擦などのダメージはケア次第で復活させられます!

(髪ないのに例にアンパンマンを出してくるわたしの意地悪さ笑)

 

さらにさらにジッパーやドアにはさんだりが度重なると…

これはもう猫パンチ+アンパンチ+メイウェザーからのハードパンチ。

猫パンチでの忘れかけていた古傷もパックリ開いてK.Oです。

 

事実先程の写真の頃の毛先はパリパリ固くなりチリつき、枝毛も多発、白いプチプチもたくさん…

ここまで来るともうトリートメントだけでケアではなく、カットしてからトリートメントすることが最善。

 

こうなる前にちゃんとケアできていれば…!!!

最大の後悔…

 

 

ここで終わってしまうと

【ズボラな美容師が髪を伸ばし続けて傷ませたブログ】

になってしまうので、日々くらってしまう猫パンチでK.Oされないためにどんなケアが必要かをお伝えしたいと思います!

(やっと美容師のブログっぽくなってきたーーーー!笑)

 

 

 

4~6年毎日を共に生きていることを加味すると、猫パンチあたりのケアをするには当店のトリートメントシステムでは最低でもモイストコースが必要です。

スチーマーを使っての水分量アップ、さらに9種類の補修成分でバランスよく栄養補給ができます。

細かい引っかき傷は放っておくと後々深刻なダメージに繋がります。

なので脂質補給やキューティクルケアが引っかき傷に効果的です!

 

 

 

そしてアンパンチケアにはさらに内部からのケアを手厚くします。

 

薬剤ダメージが先行している場合にはケラチンを、

熱ダメージで髪が硬化している場合にはコラーゲンを補給して、

さらに猫パンチ同様、脂質補給とキューティクルケアを念入りに。

失われた栄養分を中へ中へと押し込んで、さらにキューティクルケアでフタをしつつ外部刺激から髪を守る効果があります!

 

 

 

よしっ、完璧!!!

 

と思いがちですが、ここで安心してはいけません。

 

すでに負ってしまっているダメージの補修は1回で終えることはできません。

キューティクルケアもその後の紫外線や摩擦により弱まってしまい、中に押し込んだはずの補修成分も流出しやすくなってしまうからです。

1ヶ月スパンでサロントリートメントを重ねていき、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目と髪の内部栄養分をアップさせていくことがとても大事!

 

髪の毛の自己治癒力は皮膚などとと比べるととても少ないので、過保護かー!くらいに手をかけてあげることが必要なんです!

 

 

 

最後に…

メイウェザーのハードパンチ級ダメージに関しては、これはもう回避するしかない…

 

カバンのショルダー部分や、洋服やカバンのジッパー、車のドアにはさまらないよう

ゆっくり落ち着いてお出かけしましょう( ´ ▽ ` )ノ

(なんじゃそりゃ笑)

 

 

 

ちなみにダメージレベル大として例にあげたメイウェザー…

アンパンマン同様、髪ないのに例にあげたわたしの意地悪さよ笑 (ないわけじゃなさそうだけど。←さらに意地悪笑)

 

そのへんの例え力の未熟さを深くお詫び申し上げます<(_ _)>笑

 

 

 

今は月イチでトリートメントしに美容室へとはなかなかいかないかもしれませんが、美容をたのしめる日々がまた来ますように。そしてそのお手伝いを全力でできますように。

感染拡大防止へ気を抜かずに取り組ませていただきます。

 

 

tanacocoloスタイリスト/ 小田井咲子

 

  

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